光を拡散する導光板

導光板 製品のご紹介

「導光板」とは、光を均一に拡散させる薄い板状の素材をいいます。一般的な素材として、透明なアクリル樹脂やポリカーボネートなどが用いられます。導光板は照明光を均等に分散し、薄くて均一な光源を作り出すことができます。具体的には、液晶ディスプレイや内照式看板、照明機器などで広く採用されています。例えば、薄型テレビやノートパソコンのディスプレイでは、導光板が光源からの光を均一に広げ、画面全体に均等な明るさを提供します。このページでは、光を拡散する導光板について詳しくご紹介しています。

導光板の加工

工場での作業

導光板の設計では、輝度の損失を最小限に抑え、且つ均一な拡散度を確保することが重視されます。また、製品によっては複数の層や微細な構造を持つことがあり、高い技術力が求められます。

導光板の加工方法は使用される素材や設計によって異なりますが、一般的な手法として以下のようなものがあります。

印刷:デザイン性を重視する用途では印刷が多く用いられます。ドット柄のパターンを並べて拡散させる手法がメインとなっています。印刷方法により異なる透明度や模様を作り出すことも可能。また、コストも安価に抑えられます。

エッチング:表面に微細な模様を彫刻していく方法です。調整が難しく印刷と比較するとコストも高めですが、高い輝度を維持することができます。

切削(切断):プラスチック素材などを切削することにより導光板を形成します。レーザーカッティングやCNCルーターを使用して、所望の形状に切り抜くことができます。

 

当社の導光板

導光板

当社では、透明のアクリル板にエッチング加工を施した導光板を取り扱っています。側面から照明を照射することで、全面に光を拡散します。明るく均一な表現が可能となっており、照明や電飾看板として広くご活用いただいています。

また、導光板を用いた取扱い製品としては、以下のものが挙げられます。

電飾看板

「内照式の看板」です。コンセント、充電式バッテリー、乾電池などから電力を供給してLED照明を発光します。導光板の作用により全面を明るく照らし出します。

光の照射を導光板にて拡散し、表示面を発光する作用をもちます。行灯型の電飾看板と異なり、薄型で軽量という特徴をもちます。取扱いが簡単であり、商用看板の他に展示会などの説明パネルとしてもご活用いただいています。薄型設計により設置の自由度が多く、幅広い用途で普及が進んでいます。

ソーラー式の電飾看板

「電源にソーラーパネル(太陽光発電)を用いた電飾看板」です。電源の制限がなく、日照が確保できればどこにでも設置できる長所があります。

電飾看板に太陽電池と導光板を内蔵した特殊な構造をもちます。一般的にソーラーシステムは大型になりがちですが、導光板により薄型化された電飾看板に見合ったシンプルな外観デザインを構築しています。

 

導光板の需要の広がり

看板による情報収集の方法

導光板は、光の拡散や均一な照明を実現するための重要な技術となっています。将来においても重要性を持ち続けると考えられます。

例えば、ディスプレイ技術の進化が挙げられます。ディスプレイ技術の発展に伴い、より薄く柔軟で効率的な導光板が求められています。具体的には、折りたたみ式ディスプレイや曲面ディスプレイなどの出現に応じて、これらのディスプレイを均一に照らすための導光板が需要されます。

また、新たな応用分野への展開も進められています。導光板はディスプレイや照明に限らず、医療機器、自動車の内装照明、建築照明、サインボードなど、さまざまな分野で利用されています。将来的に、これらの分野での需要がさらに拡大する可能性があります。

その他にも、材料技術の進歩に伴い、より効率的で柔軟な導光板が実現される可能性があります。また、高性能でエコフレンドリーな製品が開発されることが期待されています。

 

光を拡散する導光板 まとめ

お読みいただきありがとうございました。このページでは、光を拡散する導光板についてご紹介しました。導光板の加工方法から当社での採用事例、将来性を述べさせていただきました。看板やディスプレイの発展において導光板の存在は欠かせません。今後、新しい分野における発展も予測されており、展開のスピードが速い製品のひとつです。

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