充電式LEDライトパネルの導入事例

充電式LEDライトパネルの設置事例 製品情報

店舗の移転に伴い、お客様を誘導するための看板が必要になったA薬局様。移転先の店舗が建物の奥まった位置にあるため、お客様を誘導するためには看板を発光して目立たせる必要がありました。しかし、入居先の施設管理者との打ち合わせの結果、電気工事や配線ができないという事態に陥っていました。


そこで、電源接続不要の内照式看板を設置できないかとお悩みの際に、弊社までご相談をいただき「充電式LEDライトパネル」の製作がスタートしました。このページでは、充電式LEDライトパネルの導入経緯と実際の設置について詳細にご紹介しています。

看板の設置場所における問題

看板設置場所における問題

上記は、看板設置場所の写真です。店舗は写真の奥側左手に位置しており、通行人からは分かり難い場所にあります。また、通路が昼間でも暗い状態であり、光る看板でないとお客様が案内を識別できない環境でした。実際に、以前から薬局を探して迷ってしまうお客様がいらっしゃったとのこと。今回は、この問題の解決方法を模索していました。

 

充電式LEDライトパネルとは

充電式LEDライトパネルとは

設置場所の条件と環境を下見させていただき、”コードレスタイプのLEDライトパネル”をご提案しました。

LEDライトパネルについての詳細情報は以下のリンクをご参照ください

光るポスターパネル

光るポスターパネル

今回の案件では既存品を使用することができませんでした。通常、LEDライトパネルは照明を点灯する際に家庭用電源を必要とします。しかし、当ケースでは設置場所における電気工事や配線工事が困難となっていたためです。

いかに電力を確保するかという課題に対して、弊社では”充電式バッテリーで駆動するLEDライトパネル”を製作し、コードレス仕様で点灯する仕組みをご提案しました。

充電式」のLEDライトパネル

充電式LEDライトパネルの基本的な機能は、バッテリーを用いてLEDライトパネルを点灯するというシンプルなものです。最も重要な検討項目はバッテリーの種類です。様々な種類のバッテリーが販売されていますが、それぞれが異なった特徴を有しています。用途や目的に応じて使い分ける必要があります。

リチウムイオン蓄電池の採用

今回は、バッテリーに「リチウムイオン蓄電池」を採用しました。

リチウムイオン蓄電池は鉛蓄電池やニッケル水素電池と比べると同じ体積・重量で数倍のエネルギー密度が得られます。小型で軽いためポータブル機器の電源に多く採用されています。また、継ぎ足し充電に強く自己放電も少ないため保存性能が高い点も特徴です。

リチウムイオン蓄電池を採用した理由はその”厚み”です。今回のケースでは、LEDライトパネルを壁面に取り付ける予定でした。そのため、鉛蓄電池のように厚みがあると壁面から飛び出してしまい不格好です。

ただし、リチウムイオン蓄電池の場合、品質は向上してきているとはいえ使用方法を誤れば発火などの恐れがあります。半屋外で使用される今回の場合、より一層の安全性が求められます。そこで、十分な安全回路を有する国産のリチウムイオン蓄電池を採用しました。

 

充電式LEDライトパネルの設置について

充電式LEDライトパネルの設置について

  1. バッテリーボックスの外枠を設置

    バッテリーを収納する専用ボックスの外枠を壁面に取り付けます。定期的に充電を行う必要があるため、抜き差しが可能な構造となっています。

  2. バッテリーボックスを挿入

    リチウムイオン電池を搭載したバッテリーボックスを外枠に挿入します。屋外でも使用できるよう、バッテリーボックスは防水仕様となっています。

  3. LEDライトパネルを装着

    表面に表示面となるLEDライトパネルを装着します。こうすることで、バッテリーはLEDライトパネル本体の背面に固定されます。正面からは見えなくなります。

 

充電式LEDライトパネルの設置について2

バッテリーをLEDライトパネルと別に設置してしまうと不格好です。しかし、この方法であれば設置場所の景観を維持できます。また、側面からバッテリーを出し入れする仕組みで充電時の取り出しも容易です。

 

充電式LEDライトパネルの導入による効果

A薬局様のケースでは、LEDライトパネルをコードレス化することにより、電源確保が困難であった店舗通路への「光る案内看板」の設置を実現しました。

ライティングによる目立ちやすい案内でお客様の誘導を行っています。また、店舗のイメージを向上する役割も担っています。結果として、多様な価値をもつ看板となっています。

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