デザインソーラーパネルと蓄光標識の比較

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「デザインソーラーパネル」は、内部に太陽電池を搭載した構造をもつLED表示板です。「蓄光標識」は、紫外線などを吸収し周囲が暗くなると発光する標識です。どちらも夜間に発光する特徴を生かして避難標識などに用いられています。このページでは、デザインソーラーパネルと蓄光標識の特徴やメリットなどを比較しています。

蓄光標識の特徴

蓄光材は紫外線などを吸収し、周囲が暗くなるとエネルギーを放出して発光します。

標識の用途ではインクに蓄光材を混合し、そのインクを用いて印刷しています。配色は制限されており、主に1色や2色程度での表現が主流となっています。電気を使用しないためメンテナンスや修理コストが安価というメリットがあります。

室内と屋外の両方で使用することができますが、一般的には屋内で普及しています。

防災サインの種類と特徴の詳細については以下のリンクをご参照ください

 

デザインソーラーパネルとの比較

デザインソーラーパネル

デザインソーラーパネルと蓄光標識の最大の違いは「輝度の低下」です。

蓄光標識の場合、発光から1時間経過後の輝度は約1/10程度となります(※平均値)。最初は明るく点灯するものの、輝度が低下するスピードも速いという短所があります。徐々に暗くなる屋外環境下では夜間帯に輝度が低く、表示内容が見えないことになってしまうというリスクがあります。

一方で、充電(蓄光)に関しても違いがあります。

デザインソーラーパネルは太陽光発電を行うため、日照を受けることが必要です。充電の残量が無くなると照明を点灯することはできません。他方で、蓄光標識は太陽光発電ほどの日照条件は求められません。そのため、電力の蓄積や安定的な動作という点では蓄光標識にメリットがあります。

 

比較ポイントを動画で確認

※デザインソーラーパネルと蓄光標識の比較を動画で確認できます

 

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デザインソーラーパネルと蓄光標識の比較 まとめ

お読みいただきありがとうございました。このページでは、 デザインソーラーパネルと蓄光標識の比較についてご紹介しました。機能面については、どちらも一長一短の特性があります。また、用途面についても、デザインソーラーパネルは屋外向きであり蓄光標識は屋内向きとそれぞれ最適な場面が異なります。こうした避難誘導標識を選択する場合、設置する場所や用途を考慮して検討することが求められます。大規模な自然災害の発生が予測される昨今、避難標識の重要性は増しつつあります。防災インフラの正しい整備を進めるうえでお役立ていただければと思います。

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