【広島県東広島市様】コードレスLED避難標識の導入事例

避難標識の設置目的

  1. 防災拠点を示す標識により災害時の避難誘導を強化する
  2. 防災拠点が対応する災害種類の表記を掲示し、避難案内の効率化を図る
  3. 夜間における防災情報の視認性を高め、昼夜を問わず対応可能な防災整備を行う

 

広島県東広島市における避難標識の導入背景

広島県東広島市様の導入背景

東広島市の地域ぐるみでの防災体制

東広島市は中国地方の広島県中央部に位置し、広島市、呉市、三原市、竹原市、呉市などに隣接する街です。人口動態をみると昭和45年以降から増加傾向が継続しています。また、過去40年間で同市の人口は2倍にまで増加しています。

東広島市は日本酒の製造でも西日本において兵庫県の灘や京都府の伏見と並び称される有名どころです。毎年10月上旬には20万人を超える人出でにぎわう日本酒のイベントが開催されています。

これらの点からみれば、地理的な理解度が低い転入者や観光客への災害対応の必要性が高いといえます。しかし、必要な対策すべてを自治体すなわち「公助」で実施することは財政面でも実行面でも現実的ではありません。

そうした中、同市では、市民が「自らの安全は自らが守る」という自覚を持つことを推進しています。平時から災害に対する備えを心がけると共に過去の災害から得た教訓の伝承に努めることが重要、との認識です。

その結果として、災害時には自らの身を守るような行動を取ることができます。例えば、防災活動への参加といった地域ぐるみでの安全対策が実現可能となります。

避難標識の整備

そうした中、自主的な避難活動を促進する取り組みの一環として「指定避難所への避難標識の設置」が検討されました。防災情報に基づき、各人の判断で避難行動を実行してもらうためです。

避難標識の設置に関しては以下の点から機材の検討が行われました。

  • 土地勘の無い人でも、どの場所が防災拠点なのか分かるような内容の標識であること
  • 夜間に災害が発生した場合にも表示内容を視認できること
  • 日本語に不自由な人でも迅速かつ的確に避難できるような内容であること
  • 設置コストおよび維持コストをなるべく低く抑えられること

 

デザインソーラーパネル避難標識による課題解決

デザインソーラーパネル

デザインソーラーパネルは、太陽電池を内部に搭載した「内照式の避難標識」です。電気工事や配線設備を施すことなく表示内容のライトアップが可能であり、夜間の視認性確保に役立ちます。災害時における防災案内として最適なソリューションをご提供しています。

ソーラーパネル内蔵のLED避難標識 | エコフューチャー株式会社
ソーラーパネルを内蔵した「コードレスで光る避難標識」です。独自の発電システムにより夜間に避難標識をライトアップ。停電が起きても表示内容の視認性を維持できます。これにより、災害時の安全な避難行動をサポートします。また、煩わしい配線工事をカット...

東広島市様の状況をヒアリングした上で、当標識をご提案しました。同市が抱える防災面の課題改善に貢献できると考えたのは以下の理由からです。

照明により表示内容が発光する

当標識は、光源にLEDを用いた内照式の標識です。夜間においても表示内容をはっきりと認識できます。夜間において輝度の減衰が無い点は光る避難標識の大きなメリットです。

また、外部電源を必要としないため”電気工事が不要”というメリットがあります。基礎工事と標識本体の設置作業のみで簡単に導入を完了できます。

屋外避難標識の比較についての詳細は以下のリンクをご参照ください

停電時でも発光し続ける機能性

ソーラーパネルにより発電した電力はバッテリーに蓄電します。これにより、災害による停電時にも発光が可能となります。大規模な災害が発生した際における停電リスクは高いとされています。

実際に、漏電などの二次災害に備えて電力供給を停止する安全策が採られるケースもあります。こうした停電時において避難情報を提示するツールとして役立ちます。

表示内容はオーダーメイドで制作可能

表示内容はデジタルデータにて作成するため、お客様の任意の内容で出力が可能です。

作成にあたっては、お客様のご要望をヒアリングしながらオーダーメイドで創り上げます。東広島市様へのケースでは、JIS規格に基づく防災表示の内容をご提案させていただきました。

避難標識のデザイン内容については以下のリンクをご参照ください

電池交換の簡易さとコスト低減

維持において最もコストが掛かる「バッテリー」には、市販の単三蓄電池を使用しています。

交換品を量販店で安価に購入できるうえ通常の電池交換の要領で取り換えができます。また、専門業者に依頼する必要はなく、専門知識なども一切不要です。

 

避難標識の導入による効果

避難標識の導入による効果

指定避難場所であることがわかる

東広島市内の防災拠点において「指定の避難案内」として導入いただきました。表示内容にはJIS規定に基づいたピクトグラムを用いています。併せて、拠点名称およびどの災害に対応しているかの説明を補足しています。これにより、設置地点が指定避難場所となっていることが一目瞭然で判別できます。

多国語の表記で外国人にも分かりやすく伝達

表示面に記載される文字は、日英中の3カ国表記がメインとなっています。多国語表記により日本語に不自由な外国人の方にも安全な場所であることを認識していただけます。住民だけでなくビジターへの配慮もしっかりと行っています。

災害種別対応の表記

表示内容には災害種別の対応についても表記を行っています。土石流、崖崩れ/地滑り、洪水/内水氾濫、大規模な火事という4種類の災害に対する避難所の対応可否が記されています。個々が避難場所の安全性を判断できるため、自発的かつ効果的な避難活動を促進することが可能です。

短期での導入を完了

標識自体が電力を生成するため、電気工事が不要となっています。本来必要であった電力の引き込み工事期間を全てカットしています。基礎工事および取付け作業のみで、短期のうちに導入が完了しました。

 

資料のダウンロード