太陽電池を内蔵した光る避難標識「デザインソーラーパネル」。このページでは、デザインソーラーパネルと「屋外で一般的に用いられている避難標識」との特徴を比較しています。
屋外避難標識について、代表的な4種類の製品に関する長所・短所をまとめています。
蓄光標識
特徴の比較
デザインソーラーパネル | 蓄光標識 |
一定の輝度で発光 | 時間の経過とともに輝度が低下 |
5~6年に1度バッテリーの交換が必要 | 電気を使用しない |
部品が故障した際には交換が必要 | 電子部品がなく故障率が低い |
デザインソーラーパネルと蓄光標識の最大の違いは「輝度の低下」です。蓄光標識の場合、発光時点と比較した1時間経過後の平均輝度は約10分の1程度となります。徐々に暗くなる屋外環境下では夜間帯に輝度が低くなってしまうという弱点があります。この点で、デザインソーラーパネルはLEDを光源に使用しているため輝度の低下がありません。
再帰反射サイン
特徴の比較
デザインソーラーパネル | 再帰反射サイン |
LEDで発光する | 反射材であり発光しない |
およそ5~6年に1度バッテリーの交換が必要 | 電気を使用しない |
部品が故障した際には交換が必要 | 電子部品がなく故障率が低い |
デザインソーラーパネルと再帰反射サインの最大の違いは「自発光の有無」です。再帰反射サインは光源を持たず発光の機能はありません。そのため、外部からの光源がない場所では夜間の視認性確保が難しくなります。一方で、デザインソーラーパネルは標識自体が発光を行います。外部照明が無い場合でも視認が可能です。
ソーラー街灯
特徴の比較
デザインソーラーパネル | ソーラー街灯 |
本体コスト:10万円~ | 本体コスト:約50万円~ |
施工コスト:約4万円~ | 施工コスト:約40万円~ |
バッテリー:市販品で数千円 | バッテリー:専用品で数万円 |
誰でもバッテリーの交換が可能 | バッテリーの交換は専門業者への依頼が必要 |
デザインソーラーパネルとソーラー街灯の最大の違いは「コスト」です。ソーラー街灯の場合、本体価格が数十万円~百万円、設置費用が四~五十万円程かかり高額となります。一方で、デザインソーラーパネルは機能を絞り込み価格を抑えています。小さいサイズであれば数万円台からの導入が可能です。また、バッテリーには市販品の「充電式ニッケル水素単三電池」を採用。維持コストも安価に抑えられます。
ソーラー標識
特徴の比較
デザインソーラーパネル | ソーラー街灯 |
ソーラーパネル出力:24W | ソーラーパネル出力:4~5W |
バッテリー:市販品 | バッテリー:専門品 |
バッテリー本体:数千円 | バッテリー本体:1万円~ |
誰でもバッテリーの交換が可能 | バッテリーの交換は専門業者への依頼が必要 |
デザインソーラーパネルとソーラー標識の最大の違いは「発電量の大きさ」です。ソーラー標識は発電面積がフレーム幅による制限を受けてしまいます。そのため、発電量が小さくなってしまいがちです。一方、デザインソーラーパネルは画面サイズ分の太陽電池を搭載することが可能です。これにより発電量を大きくすることができ、動作を安定化しています。
屋外避難標識の比較 まとめ
お読みいただきありがとうございました。このページでは、「デザインソーラーパネル」と「代表的な屋外避難標識」の特徴を比較した際の要点をご紹介しました。デザインソーラーパネルは、太陽電池を表示面に内蔵した発電構造をもちます。
独自の発電&発光システムにより、従来製品と異なる特徴を備えています。屋外用の避難標識は、災害発生時に住民やビジターを安全な場所へ誘導する重要な役割を担います。どの製品にも長所と短所があるため、導入の際は製品の特性を見極めたうえで、用途・目的に応じたものをご選択ください。