沖縄県竹富町様(八重山郡)の避難路に太陽電池内蔵型コードレスLED避難標識「デザインソーラーパネル(DSP)」をご導入いただきました。このページでは、竹富町様への導入の様子について詳しくご紹介しています。
竹富町の伝統と自然環境
竹富町は「日本最南端の町」として広く知られています。実際には、1つの島ではなく西表島や波照間島など複数の島々からなります。日本でも有数の美しい自然をもち、その中で育まれた伝統的な街並みや景観は観光スポットとしても大変な人気を博しています。
また、竹富町には天然記念物として指定されている動植物も数多く存在します。そうした環境の下、人々の往来やライフスタイルの変化に合わせて、自然環境を保護し次世代へと繋げていくための「地域自然資産に関する法整備」が進められています。
例えば、保護区の制定や違法採集の取り締まりなど、町全体で自然を守る環境対策の取り組みが強化されています。自然資産の保護が新たな観光資源を生むクリーンな循環となっている面もあります。
竹富町の現地情報や町の詳細につきましては、下記WEBサイトをご覧ください。
災害の発生と対策について
一方で、竹富町内の島々は周囲を海に囲まれた地形や地理的要因をもちます。このため、水害をはじめとする災害に見舞われることが多々あります。よく知られている通り、代表的な災害に「台風」があります。
南方で発生した台風は太平洋高気圧の周りを進行します。そのため、沖縄県は日本列島に近づく台風の通り道となることが多くなっています。毎年夏場になると台風の被害に見舞われるため、防災対策は必須の事柄となります。
また、地震による「津波」の被害についても想定が行われています。日本は地震の活動期に入ったとされており、南海トラフ地震をはじめとして大規模な震災がいつ起こっても不思議ではありません。こうした中、同町においても対策が進められています。
デザインソーラーパネル避難標識の設置
今回、防災拠点への誘導を行う表示板として「デザインソーラーパネル避難標識」をご導入いただきました。
到来予測の困難な地震発生時をはじめ、夜間帯の避難が必要となった場合、暗闇での行動は困難を極めます。特に、竹富町は観光客が多い特徴があります。その中で、土地勘の無いビジターでも安全に避難活動ができるよう防災インフラの整備を行う必要がありました。
デザインソーラーパネルは停電時でも動作する「夜間に光る避難標識」です。案内を行うにあたって、遠方からでも視認しやすいといった点を評価いただきました。また、動力源に二酸化炭素の排出を抑えた太陽電池を用いており、環境保護活動にも貢献するといったメリットをもちます。