「津波避難タワー」は、津波からの避難を目的とする高層の建築物です。浸水想定区域内に建設され、一次避難所として役立ちます。津波は波高が高くなりやすい性質をもちます。また、海岸への到達後も地上奥深くまで遡上する危険性があります。地震発生から津波到来までの時間は僅か数分程と言われています。そのため、早急な避難行動をサポートする防災標識が必要となります。
命を守る津波避難タワー
誘導効果の高さ
津波は地震発生後数分で到来すると想定されています。そのため、津波避難タワーはなるべく住宅地に近い場所に建設される傾向にあります。人々の生活圏に存在していることで、高い誘導効果が得られるという特徴があります。
一時的な避難を行う場所
津波避難タワーの構造や強度については詳細な基準が定められていません。基本的には安全な高台などへの移動が困難とされる場合の「一時的な避難を行う場所」として捉えられます。防災用品、街灯、車椅子用スロープといった設備を備えているケースもあります。利便性やバリアフリーを重視した造りとなっているタワーも多く見受けられます。
周囲へのPR
津波避難タワーの利用を促進するには、住民およびビジターへの周知徹底が欠かせません。津波避難タワーは日常的に活用する設備ではありません。日頃より何のための建物であるかをアピールしておくことが重要となります。
津波避難タワーと防災標識
独自の発電構造
太陽電池の受光面に表示面板を重ね合わせた独自の発電構造です。高い意匠性を維持しながら独立した発電を行うことが可能。電気工事や配線設備を全て省略しており、簡単で迅速な導入を実現しています。
夜間における表示機能
日没後、センサーが感知して自動的に照明のスイッチを切り替えます。防災標識が明るく発光し、通行人に対して津波避難タワーの存在を印象付けます。停電が発生した場合でも避難経路などの防災情報をはっきりと表示します。
津波避難タワーの存在を周知徹底
いざという時のため、昼夜を問わず津波避難タワーを目立たせておくことが重要です。災害発生時だけでなく日頃からの防災啓もう手段としても役立ちます。表示内容はお客様のご要望に応じたものやJIS規格に沿ったものをご提案させていただきます。
設置を簡略化
配線類を含む全ての部品を本体に収めた「オールインワン構造」となっています。支柱、手すり、フェンスなど、必要な場所に応じた柔軟な設置が可能です。津波避難タワーの外部から確認しやすい位置および高さを設定できるため、誘導案内の効率化に繋がります。
防災標識の設置事例:飛島村様
国内有数の物流拠点として有名な飛島村は、愛知県西部に位置し伊勢湾に接しています。南海トラフ地震では被害が予想される地域となっています。そのため、津波からの避難を目的とした「津波避難タワー」が建設されています。タワーの所在や海抜情報を表示する案内として、防災標識をご導入いただきました。