銘板のデザイン
建物やトンネルなどの公共物に備え付けられる「銘板」は、主に名称を示す役割を担っています。建造物の銘板はその様式やスタイルを示す重要な指標のひとつであり、運営や営業にも大きな影響を与えると言われています。このページでは、建造物の名称を外部に発信するための銘板のデザインについて詳しくご紹介しています。
銘板に描き入れるデザイン
工業銘板などを除き、一般的な銘板のデザインに関して規格や決まり事などは特にありません。どのような構成でも自由に表現することが可能となっています。そのため、用途に応じてデザイン内容を考慮する必要があります。
銘板に描き入れるデザインとしては、文字、字体の選択、ロゴ、カラーリングの設定、付随情報の有無などがあります。デザインが変わると与える印象もがらりと変わるため、建造物のコンセプトに合ったものを創り上げることが重要です。
銘板デザインの項目
文字フォントは、名称を示す文字の「字体」です
文字フォントには数多くの種類がありますが、例えばゴシック体や明朝体、ポップ体など字体から与える印象は大きく異なります
銘板を見る人にどのようなイメージを持ってもらいたいのか、どのような建造物として認知して欲しいのかを考えて決定することが重要です
ロゴは、会社や店舗などがもつ図案装飾化された文字/記号のことをいいます
ロゴの記載は必須ではありませんが、ブランドを示すことができるため積極的にPRを行いたい場合はデザインに組み込むことをお勧めします
彫刻銘板の種類によっては繊細な描写やカラーリングが困難となるケースもあります
外国人が利用する施設や店舗などでは言語サポートとして「英文字表記」が加えられることがあります
特に、観光施設やホテルなどの宿泊施設では必須の項目として組み込まれます
デザインの空きスペース活用としても有効な手段です
英文字にも複数の文字フォントがあるため適切なものを選択するようにしましょう
付随情報は名称のほかに記載する各種情報をいいます
例えば、電話番号、住所番地、建造歴といった表記が挙げられます
営業情報などを表示することでユーザーの利便性向上に繋げられます
銘板デザインを囲む「枠柄」です
枠は必須項目ではなく、場合によってはデザインに悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるため導入には注意が必要です
枠を付ける場合は、デザインを目立たせるための補助装飾として柄を選択します
まとめ
工業用途や定款を除き、銘板の表示内容には厳格な規則やルールがありません。特に、ネームプレートは企業や施設のカラーを反映したデザインが重視される傾向にあります。見る人にどのようなイメージを与えるか、どのように情報を受け取ってもらうかといった視点を持ち、デザインに落とし込む工程が必要となります。
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