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災害の種類には何がある? ~いまさら聞けない防災関連用語をおさらい~


こんにちは、エコフューチャーです。本日は基本に立ち返り、災害の種類とその特徴について振り返りたいと思います。

災害の定義とは
ウィキペディアによれば、災害とは、気象などの自然現象の変化あるいは人為的な原因などによって人名や社会生活に対する被害を生じる現象のことを指すようです。特に、洪水や土砂崩れなどの現象が発生したとしても被害や損失を受ける者がいなければ災害とは呼ばないため、災害は被害を受ける者が原因となる現象に遭遇して初めて成立すると考えられています。

災害の種類

続いて、災害の種類とそれぞれの特徴について御紹介します。

集中豪雨

単独の積乱雲によってもたらされる数十分の短時間に数十ミリ程度の雨量をもたらす雨、もしくは積乱雲が連続して通過することによってもたらされる数時間で100ミリ以上の雨量をもたらす雨のことを集中豪雨と言います。

集中豪雨は、河川氾濫による洪水や堤防に守られた陸地内での増水による内水氾濫、山の斜面が層ごと一気に崩れ落ちる山崩れ、山の斜面が層ごとゆっくり崩れ落ちる地滑り、斜面や崖の一部が崩れ落ちるがけくずれ、川の急な出水(土砂を伴う土石流など)、浸水後低地などに水が溜まる湛水・冠水、土壌を流失させるなど各種被害を引き起こします。

台風

熱帯地方などの海洋上で発生した低気圧を熱帯低気圧と呼び、最大風速が17.2m/s以上になったものを台風と呼びます。台風は巨大な空気の渦で強い風と雨を伴うため、暴風(強風)や高潮、高波による看板や標識・樹木などの倒壊や、落雷、建物の損壊のほか、大雨による洪水、浸水や道路、橋などの流出、土砂崩れ、地滑りなどの被害が発生します。

河川洪水

洪水とは、大雨などが原因で河川から増水・氾濫した水によって陸地が水没したり水浸しになる災害のことです。集中豪雨や台風による高潮、融雪によって河川や湖の水量が増加し、氾濫したりや堤防が決壊することで引き起こされます。

また、洪水が引いた後の清掃作業が人々の安全を脅かすときもあります。下水と混ざり汚染された水との接触、感電、一酸化炭素中毒、熱中症や低体温症、火災、溺死など多くの危険を伴います。

内水氾濫

堤防で守られた内側の土地の水はけが悪化し、建物や土地・道路が水につかってしまうことを内水氾濫といいます。例えば、排水用の水路や小河川が水位を増して真っ先に溢れ出してしまい、マンホールから水が逆流する現象などを指します。

本川の堤防が切れたり溢れたりして生ずる外水氾濫と区別されています。もしも、車で内水氾濫が生じている地域に入り込んでしまった場合、ある程度の深さで車自体は止まりますが、車外に出ようとしてもドアが水圧で容易には開かず、閉じ込められる危険があります。

高潮

高潮とは、台風や発達した低気圧が海岸部を通過する際に生じる海面の高まりを言い、地震によって発生する津波とは区別されます。2014年12月に北海道の根室で発生した高潮では、少なくとも住宅や商店あわせて140棟が浸水する被害が出ています。

土石流

土砂災害のひとつで、山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が水と一体となって流下する自然現象のことを言います。時速20~40kmという速度で、一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。

突風・竜巻

積乱雲の下で地上から雲へと細長く延びる高速な渦巻き状の上昇気流のことを言います。台風とは異なり突風の一種で、規模が小さく寿命が短い一方で猛烈な風を伴うのが特徴です。

降積雪・雷・降雹

大きく、(1) 積雪害 雪が道路や鉄道線路などに積もって交通機関が混乱する災害 (2) 雪圧害 屋根や木に積もった雪の加重で家が倒壊したり,樹木の枝が折れたりする災害 (3) 着雪害 送電線に雪が付着しその加重で送電線が切れたり鉄塔が倒れたりする災害があります。その他にも、雪崩や除雪中の事故、路面凍結などによる交通事故などもあります。

地震

断層運動およびそれによって生じる揺れのことです。揺れによる津波の発生や家屋の倒壊、付随して発生する火災などさまざまな副次的被害が生じます。日本各地で大規模な地震の発生が予測されており、最も対策が求められている災害です。

津波

地震が起きると、対象範囲にある海水全体が短時間に急激に持ち上がったり下がったりすることで津波が発生します。建築方法等によって異なりますが、木造家屋では浸水1m程度から部分破壊を起こし始め、2mで全面破壊に至ります。

ただし、浸水が50cm程度であっても船舶や木材などの漂流物の直撃によって被害が出る場合があります。東日本大震災の時に宮城県や岩手県の沿岸部を襲った大規模な津波が記憶に新しいでしょう。

地震火災

地震によって発生する火災のことです。密集市街地では同時多発的に出火し、延焼する可能性があります。また、地震によってによって断水や水道管破裂、停電、避難者の混乱が起こるため、通常の火災よりも被害が大きくなる傾向にあります。阪神淡路大震災では、火災によって7千棟を超える住宅、焼損面積にして80万平方メートルを超える街並みが焼失しました。

火山噴火

災害の要因となる主な火山現象には、噴石や火砕流、融雪型火災泥流、溶岩流、火山灰、火山ガスなどがあります。また、火山噴火により噴出された岩石や火山灰が堆積しているところに大雨が降ると土石流が発生しやすくなります。噴石、火砕流、融雪型火山泥流は噴火に伴って発生し、避難までの時間的猶予がほとんどないため、生命に対する危険性が高くなります。

地域によって生じやすい災害は異なります。地域と災害の特徴を把握した上で、適切な防災対策が実施されることを期待します。

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